パニック障害や不安障害を抱える方はストレスに対しての感受性が高かったり、心理的な原因によって胃腸の不調や不快感を抱えてる方が多い印象です。
筆者も普段はあまりお腹を下すことはありませんが、強いストレスがかかったり緊張や不安が強い時は腸の動きが活発になりお腹を下すことことがあります。
過敏性腸症候群(IBS)とは
過敏性腸症候群とは小腸や大腸に異常がないのに胃腸の不調や不快感、また便通の異常がみられ下痢や便秘を繰り返すことがあり、この状態が長期に渡ってみられる場合にこの病気が疑われます。
自律神経失調による消化管の運動異常と心因性が原因であることが多く、ストレスや性格の影響が大きいと言われてます。
- 腹痛
- 便通の異常(下痢や便秘)
- 腹部の膨満感
- 頻尿
などがみられます。また公共の場や電車に乗車中、職場、会議等の直前等に腹痛や不快感が現れることがあり、あとは出社前や登校前に症状が現れ不登校の原因になることもあります。
その他の症状としては疲労感や動悸、頭痛、焦燥感等がみられます。
診断基準
最近3ヶ月間で月に3日位上にわたり腹痛や腹部の不快感が繰り返し起こり次の3項目のうち2つ以上が当てはまる。
- 排便によって症状の軽減
- 発症時に排便頻度の変化
- 発症時に便の性状の変化
※6ヶ月以上前から症状があり、最近3ヶ月は上にあげた基準を満たしていること。
この診断基準に当てはまり小腸や大腸に検査上異常がない場合に過敏性腸症候群の可能性があります。
治療法
統一された治療法はなく個々の症状に応じた治療法が選択されます。入院治療は原則として必要がないとされています。
- 一般的療法
- 薬物療法
一般的治療は問診によって社会的な因子やストレスを明らかにして心理療法や食事指導を行います。
薬物療法は自律神経調整薬、便通の異常に対しては整腸剤や下剤等を用いて治療をしていきます。
最近上に書いた症状等で悩んでる方が居ましたらもしかすると過敏性腸症候群かもしれません、気になる方は消化器内科や通院されている病院やクリニックの医師に相談してみるといいかもしれません。
排便に対して悩みを抱えている方は意外と多いと思います。
排便に対する悩みが1つ減るだけでも心の負担が減りますよね、筆者もガスモチンという薬を飲んでいますが服用してからは調子はいいですね。
薬の効きめは人によって違うので自分にあった治療法や薬を選択してもらい治療していきましょう。
今回はここまでにしたいと思います、ありがとうございました。