日本人の3人に1人は慢性的な頭痛に悩まされていると言われています。筆者も思春期頃より慢性的な頭痛を抱えています。
このブログを読んでくれている方の中にも頭痛で悩んでいたり、頭痛が日常生活に影響を及ぼしている方もいると思います。
月に何度も痛み止めを飲む方は慢性的な頭痛持ちと考えていいと思います。
また女性はホルモンバランスの変化などが頭痛を引き起こす事もある為男性より頭痛で悩んでいる方が多い印象ですね。
頭痛はきわめて様々な原因によって引き起こされる症状です。なかには脳の病気など重大な疾患による場合もありますが、自律神経失調症による頭痛は一般的には筋緊張性頭痛または偏頭痛のどちらかとされています。
筋緊張性頭痛
筋緊張性頭痛とは頭や首筋、肩などの筋肉が緊張や収縮するために起こるものです。
心労などの精神的なストレスが長く続いたりまた長時間の同一姿勢でのデスクワークをおこなったりすることで交感神経の緊張が過度になって現れるもので、慢性的に頭が重い感じがしたり、後頭部や首筋が押さえつけられるような感じで持続的な痛みがあるのが特徴です。
神経質な方に起こりやすいのも特徴です。また肩や首のこりも筋緊張性頭痛によってもたらされることもあります。
筋緊張がもたらす症状
- 頭痛
- 頭が重い
- 肩こり、首のこり
偏頭痛
筋緊張性頭痛が持続的な痛みなのに対して、ズキンズキンと脈を打つように痛むのが偏頭痛です。頭の片側または両側に起こり、酷い場合は吐き気やめまいなどを伴うこともあります。
原因は脳の血管が過度に拡張するためと言われており、血管の収縮、拡張をコントロールする自律神経の失調によってもたらされると言われています。多くの場合は発作的に起こり、2〜3時間でおさまる場合ほとんどですがまれに数日から1週間ほど続くこともあります。
発作のきっかけは一概にはいえませんが激しい運動や温度や気圧の急激な変化、時には緊張感がとけてほっとした時に偏頭痛が起こることもあります。
偏頭痛が起こるきっかけ
- 精神的なストレス
- 激しい運動
- 寝不足
- 気温や気圧の急激な変化
- 月経
- 緊張からの解放
群発性頭痛
群発性頭痛とはある時期に集中して起こり、どちらかというと男性に多いと言われています。目の奥がえぐられるような痛みが特徴です。あまりの痛さから「自殺頭痛」と言われるほど痛みが強いのが特徴です。
頻度は数ヶ月から数年に1度、また数週間から数ヶ月の間ほぼ毎日決まった時間帯に頭痛が連日起こるのが特徴で20代〜40代の男性に多く女性の3倍ほどと言われています。
アルコールが症状を誘発すると考えられてはいますが、発症の原因はまだ明かされていないようです。
対処法
頭痛は個人差があり、同じ頭痛でも人により症状や原因は違うためまずは頭痛が起きた時にはスマホのメモやノートでもいいので細かく頭痛の強さや痛みの持続時間、またいつから頭痛が出てるか、頭痛の前に前駆症状はあったか、睡眠時間や何を食べたか、時間や気温や天気、精神状態なども記録しましょう。
肩こりや首のこりから頭痛が起こることもあるため以前の肩こりの記事で書かせて頂いたストレッチも有効です。ただ偏頭痛が強い時は身体を動かすのは控えましょう。
ストレスが頭痛を引き起こす原因になることが多いのでストレスをなるべく溜め込まずリフレッシュする様にしましょう。
大豆やひじき、わかめなどは偏頭痛の予防に効果的とされています。
また食べ物の中には偏頭痛を引き起こすとされているものがあります。
- アルコール
- 赤ワイン
- チョコレート
- チーズ
- ピーナッツ
- 豚肉
- 人工甘味料
これらの食べ物は偏頭痛を引き起こす原因になることがあります。
また偏頭痛の際は痛む部位を冷やして、暗い部屋で安静にしましょう。また眠れるなら寝てしまいましょう。
治療
頭痛には通常市販の頭痛薬や非ステロイド性消炎鎮痛剤が使われることが多いですね、偏頭痛もこれらの薬でおさまることもありますが偏頭痛の場合はトリプタン系の薬剤を用います。
身体を揺らしたり頭を左右に振ったりした場合に痛みがあるなら偏頭痛です。痛みを感じたらなるべく早めに薬を飲むと効果的です。
トリプタンは飲み薬の他に口腔内崩壊錠、点鼻薬、皮下注射などがあります。
トリプタン系の薬剤は血管を収縮させる作用と神経の周囲の炎症を抑える効果があります。
筆者はゾルミトリプタンという薬剤を使用することがあります。効果的ですが一度だけ効かなかったことがありました。
また筆者は副作用として知覚過敏が出まして薬を飲んだ後にお湯などで手を洗ったりシャワーを浴びたりすると皮膚がピリピリとした感覚があります。薬局で聞いてみたところ飲んでいる方で5%ほど同様の症状を訴える方がいるそうです。
今回は頭痛のことについて書かせて頂きました。読んでくれた方ありがとうございました。