強迫性障害について書いていきたいと思います。
強迫性障害とは、自分でもつまらないことだとわかっていながらもそのことが頭から離れなかったり、又何度も同じ確認をくりかえしてしまうことで日常生活に影響が出てきてしまう病気です。
又自分の意志に反して頭に浮かんでしまって払いのけられない考えを強迫観念、ある行為をしないでいられないことを強迫行為といいます。
たとえば、自分の手が不潔に思えて過剰に手を洗う、戸締りやガスの元栓などを何度も確認するといった行動が見られます。

発症時期
昔の記憶を頼りに書いているので正確な時期は分かりませんが高校時代に発症したと思います。
何が発症のきっかけになったというわけではないですが部屋の窓の鍵やクローゼット等ががしっかり閉まっているか確認し、火事に対しての心配もあったため不要なコンセント類は抜いてから外出する習慣みたいのがありそれを毎日行っていました。
その当時はそこまで固執する事は無く一回見れば安心するくらいの普通の確認だったと思います。
玄関の鍵も一回確認すればそれで済んでいましたがそれが日常化してきていつのまにか鍵が閉まってるか、またガスがしっかり消えているか何度も確認するようになっていました・・
確認行為の日々
当時は病気だと思っても居ませんでしたし今みたいにスマホで検索なんて事も出来なかったのですぐには分かりませんでしたが夕方のニュース番組で自分と同じような確認行動をとる方の特集がやっていて初めて自分が「強迫性障害」なんじゃないか?と認識しました。
だからといって病院に受診するわけでもなく
(死ぬような病気じゃないしいいか)
と楽観的でした。
あとは家の鍵の他にも原付の鍵の締め忘れを気にしたり、スボンのポケットに入れたケータイや財布を落としていないか触って確認したりもしていました。
確認行為がやめられずにその結果、学校やバイトに遅刻をしてしまうというような事は自分はなかったです。
確認行為の為にあらかじめ早めに行動する習慣がついていました。
自分は鍵等は気にしていましたが手が不潔に感じて何度も手を洗い続ける行為は今も当時もないです、これはその人の性格や症状、思考によって違うと思います。
ここまでが発症当時のエピソードでした。
- 社会人になって
社会人になってからも相変わらず戸締りや火の元の確認は続いてました。
また社会人になり車を運転するようになってからは駐車後の車の鍵をちゃんと締めたか確認する項目が増えました。
あとはこれも後ほど症状のひとつと分かりましたが車を運転中に歩行者にぶつけなかったか、何か踏んづけたりしなかったかと気にしてUターンして戻ったりしたこともありました。
これも症状のひとつで加害恐怖といいます、人に何か危害を加えたんじゃないか?と気にしその事への強迫観念が頭から離れず心配や不安になる等がみられます。
今現在でも強迫性障害は続いてますが日常生活に多大な影響が出ているという事は無く自分の中では個性だと受け止めて生活をしています。
鍵を閉め忘れて泥棒に入られるよりいいや、ガスも火事を未然に防げていいか、等ポジティブな思考に切り替えていくのが大事な事だと思います。
極端な話これを確認しなくても自分が死ぬわけじゃないしって思うこともあります、そうすると一時的にそこまで気にならなくなるので本人の思考パターンを変えるのもいいんだと思います。
まあそのあとでも確認行為してしまうこともあるので難しいですよね^_^;
自分の中で上手に付き合っていこうと思います。
おまじない
正しい言い方かわかりませんが確認する際に「これで最後」、「これで終わりにしないと今日は良くないことが起きる」等ワードは違うが強迫性障害の方なら一度は言った事があるのではないかと思います。
これは自分もついつい言ってしまうのですが中々治らないです。
心で思ってればいいのについ言葉に出してしまうんですよね。
分かっていてもやめられないです。