ベンゾジアゼピン系の薬は不安やパニックに対して使用しますが、眠剤や肩こり、てんかん発作時などにも使用されます。
筆者が初めて飲んだベンゾジアゼピン系の薬はエチゾラム(デパス)でした。この薬は中々寝つきが悪い日々が続いていた時にその時勤めていた病院で処方してもらいました。
エチゾラムの効果
薬の作用は個人差があるためこれから書くことが全ての人に当てはまるわけではありません。
初めてエチゾラム(0.5)を飲んだ時の事を思い出して書きます。服用してから30分くらい経つと段々と全身の力が抜けてきて例えるなら水の上に浮かんでいるような感覚で頭も段々とぼーっとしてきて気づいたらいつの間にか眠っていました。その日は朝まで起きる事はなく良く眠れました。
薬って凄いなって思いましたが同時にこのふわ〜ってしてきて気持ち良く眠れる感覚が癖になりそうで怖いなという思いもありました。
ベンゾジアゼピン系の薬剤は特徴として効果が出るまでが早いのが特徴です。また効果が実感しやすいためにエチゾラム(デパス)を飲んだ時と飲まなかった時と比べて飲んだ時の方が良く眠れるという思いから常用してしまう方が多くいます。
長期服用のリスクとしては認知能力の障害、前向性の健忘などその他にも様々なリスクがあります。
依存形成されてしまうといざ止めようとした時に離脱症状が出ることがあります。
ベンゾジアゼピンの離脱症状についてはこの記事では書ききれないためWikipediaなどで参照してください。
話が戻りますが初めて飲んだ時に感じた癖になったら怖いという感覚からその日以降、毎日エチゾラムを飲むということはしませんでした。
自分の中のリミット、服薬のルールとして夜中の2時までに眠れなかったら飲もうと決めていたため2時まで眠れなかった時だけ飲んでいました。
ということでエチゾラムは飲んでも、月に数回でした。やはり飲んだ時はよく眠れていましたね。
筆者は今では飲む事もなくなりました、現在常用している方などいらっしゃいましたら、ただ漠然と毎日飲むのではなく眠れない時の頓服やその他の日常生活の改善等で睡眠の質を上げる事をお勧めします。
その他のベンゾジアゼピン系
服用したことがある薬としてエチゾラム以外だとロラゼパム(ワイパックス)ですね。
こちらも同じベンゾジアゼピンの抗不安薬という分類になりますが、こちらはエチゾラムと比べると筋弛緩作用は弱いように感じます。
効果時間はエチゾラムより長く中間型の抗不安薬となっています。エチゾラムより長く効くためパニック障害、パニック発作時、不安時などに効果的です。
ロラゼパムは日中飲むことが多いですが筆者の場合は眠気を引き起こす事はないですね、
ロラゼパムを半年ほど飲んでいたがもう大丈夫だと思い、自己判断で服薬を中止しましたが酷い離脱症状に悩まされたのを覚えています。
めまい感や不安感などパニック発作のような症状が出てしまい、服薬を再開したら良くなりました。
急に止めるのはよくないと思い現在はゆっくりと減薬に励んでおります。
薬の事について知らないことがあれば調べたり主治医や薬剤師に説明してもらいましょう。
自分が飲む薬はどんな効果や副作用があるのか知っておくといいでしょう。
パニック発作時
お勧めしているわけではありませんがパニック発作時など舌下投与すると薬の吸収が早くなり薬の効果が早く出ます。頭の片隅にでも覚えておくといいでしょう。
※上記の服用方法は正しい服用方法ではありません、基本的には水と一緒に服用するようにしましょう。